~最遊記シリーズとは~
月刊コミックゼロサムで大好評連載中の、峰倉かずや先生原作の作品。
現在連載中の作品は「最遊記RELOAD BLAST」。
かつては、人間と妖怪とが共存する平和な世界だった桃源郷。
しかし、500年前に闘神 ナタク太子によって、天竺国の吠登城に葬られた大妖怪「牛魔王」を禁断とされている「化学と妖術の合成」によって復活を目論む者が現れた。
その影響である「負の波動」が桃源郷全土に広がり、妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始め混沌と化す桃源郷。事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、玄奘三蔵に孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを連れて西へ行くように命じる。こうして4人の、西を目指す旅が始まる。
全ては「牛魔王」蘇生実験の阻止のために。
桃源郷【とうげんきょう】
◆正式な大陸名は不明。人間と妖怪とが混在・共存し、更に天上界との繋がりが最も強い霊地である事から、『桃源郷』と広く呼びならわされている。一種独特な文明と信仰を持つ為、他の大陸から足を踏み入れる者も少なく、ユートピア(存在しない場所)的概念の地である。
◆なんでもアリのごった煮文化を誇る桃源郷だが、情報(電話など)と移動手段(乗り物)においてはやや遅れ気味のようだ。
天竺【てんじく】
◆桃源郷・最西の地。三蔵一行がとりあえず目指している場所。数百年前は桃源郷内で最も文明の栄えた美しい地であったが、牛魔王が支配したため戦地と化し、またそれらが封印されたと同時に、人間が足を踏み入れる事のない場所となっている。
牛魔王【ぎゅうまおう】
◆五百年前ナタク太子によって、天竺・吠登城に葬られた妖怪の王。人間との共存を拒み、私利私欲のままに暴れたとされる。
桃源郷の異変の元凶として名前があがっているが、現在はおびただしい機械に囲まれ、蘇生されようとしている。
天地開元経文【てんちかいげんきょうもん】
◆世界の創世に関わったとまで言われる『聖天』『魔天』『有天』『無天』『恒天』、全五巻の経文。ひとつひとつが異なった力を秘め、 また組み合わせによってその能力を上げる。この経文を守護する最高僧として選ばれし者が“三蔵法師”であり、経文を受け継ぎ悪用さ れる事のないよう守ると同時に、五本が揃わぬように各地に散っている。五本全てが揃うと、発されるその力がどのような影響を及ぼす か分からないとさえ言われている。
魔天経文【まてんきょうもん】
◆天地開元経文のうちのひとつ。“魔”や“陰”を司り、攻撃に属する。単独での術『魔戒天浄』は、魔を切り裂き天に浄化する力を持つ。先々代の所有者の時代までは、妖怪の三蔵法師だけが所持する事を許されていたという曰く付きの経文。
◆現在の所持者は玄奘三蔵法師で、普段三蔵の双肩にかかっているのがコレ。先代・光明三蔵より受け継いだ物である。
聖天経文【せいてんきょうもん】
◆天地開元経文のうちのひとつ。“聖”や“陽”を司り、回復に属する。単独では、癒し・回復系の力を有する。
◆玄奘三蔵が師の光明三蔵より受け継いだ、ふたつの経文の片方。正式な所持者は玄奘三蔵だが、光明三蔵の死と同時に妖怪に 強奪されている。巡り巡って現在は吠登城にあり、牛魔王蘇生実験に悪用されようとしている。
妖力制御装置【ようりょくせいぎょそうち】
◆桃源郷内で、簡単な物なら市販されており誰でも入手可能。八戒はカフスを使用している。
妖怪の能力を押さえ込み、人間と変わらない力と姿になる事が出来る。
本来妖怪が人間の能力に合わせ共存しやすいようにと造られた物だが、異変後の今となってはあまり意味を成さない。